蓄電池はまだ高いですか?
常に言われ続けることの一つに「蓄電池は高くて・・・」って常套句があります(笑)
蓄電池は太陽光発電や風力発電、原発や化石燃料による発電などと違ってそれ自体が発電してお金をチャリンチャリン生み出すものではありません。
※正確に言うと発電により電気を創り出してその電気を売ってお金を生み出す・・・が正しいです。
FITやFIP、オン/オフサイトのPPAなどももちろんこの原理で発電したものを販売(または消費)して利益を得ています。
※ご家庭向けなどの余剰売電では既に現在の電気料金単価が30円を裕にオーバーしているので、7~8.5円などの安値で売るよりも30円オーバーの高い電気を買わないようにする完全自家消費/余剰売電の方が圧倒的におトクなのは言うまでもありません。
以前もこのブログやいろんなところで言っていますが、蓄電池は家電製品です。
冷蔵庫やエアコン、炬燵(コタツ)なんかと一緒で日常的に使用する家電製品の一つだと思ってください。
家電製品だからそれ自体が発電してお金を生み出すのではなく、冷蔵庫が冷やすことを目的としているように、TVが情報や娯楽を観ることで感性や喜びを享受することを目的としているように、蓄電池は残念ながら頻発する災害などへの備えとして安心感を生み出したり、夜間の電気代が安ければ安い時間に貯めた電気を夕方に使うもよし、太陽光発電があれば日中(留守中)の発電余剰分を貯めておいてみんなが帰宅する夕方以降の団欒の際に使うのもアリなので、実はいろんな使い道がある万能な家電製品でもある訳です。
そう、たくさんの目的を持った家電製品に投資回収年数を試算する方が?だと思いませんか?
同様に言えるのは、蓄電池は銀行でもあります。
余剰分の電気(≒お金)を蓄電池入れておいて(≒銀行に預けておいて)夕方などの必要な時に引き出す(電気≒お金)ものですから!
但し銀行と同じように利子(≒効率ロス)は発生します(ここまで真似しないでいいのに)(笑)
ご家庭ならポータブル電源で十分間に合うって僕は常々考えていますし方々で発言していますが、このポタ電だって@50,000円/kWh~で販売していますし、足元でとんでもない人気になっておりますつい先日発表したばかりの@30,000円/kWh前後の系統用蓄電池(しかも系統用蓄電池としてはミニマムサイズの高圧向けでこの価格を実現しました!)なら猶更ですが、日本の補助機構が良く言う所のストレージパリティ(≒ソレを導入することの方がソレを導入しないことよりも利に繋がる分岐点みたいなことです)の指標の凡そ半分以下とも言える爆発的な価格設定です。
そう、蓄電池はもう十分安くなっています。
そしてその使い道も多岐に渡りますし、何よりもこの夏の酷暑を経験したことで痛感された方も多いと思いますが、間違いなく進む地球温暖化とそれに比例して増え続ける災害への備え(≒安心感)となることは残念ながら明らかな事実です・・・。
備えていないと一番欲しい時に電気が使えないことになり、実はそれってただでさえ不安で辛い時間に追い打ちを掛けるようにスマホの充電が出来なかったり冷蔵庫の中のものが全部溶けちゃったりと心が安らぐどころかストレスが倍加してしまう要因になってしまいます。
危機を煽るのが本意ではありません。
でも備えておくことの大切さはみんなが医療保険に入ったり預金したりしてることと何ら変わりありません。
一番いいのは再エネ+系統用蓄電池が各地に分散設置されることでクリーンな電気しか生み出さない世の中になり、地球温暖化にブレーキが掛かって、日本の誇れる四季(特に春と秋)もなくなることがない世の中になれば最高です!
そうしたら蓄電池をメインにクリーンな世界を創りたいって思いは卒業して、また違う何かを始められそうですね(笑)
楽しみながら少しずつでも自分に出来ることを考えましょう!
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