系統用蓄電所の困りごとと解決策
そろそろ”系統用蓄電所”というものが何なのかをみなさんが十二分に知り得て来た頃だと思いますが、それでもまだまだいろいろと困りごとは発生するものなんです。
いくつか例を挙げてみましょう!
・近隣住宅への騒音問題
・重量物である蓄電コンテナなどの基礎をどうすればいいか?
・40tや50tもある大きくて重い蓄電コンテナを現地に陸送する為の特車申請が通らず頓挫してしまいそうになる・・・
・保険や延長保証ってかなり高いんだけどどうしたらいいんだろう?
・そもそも設置予定地に合った系統用蓄電池メーカーはどう選択すればいいんだろう?
などなど・・・
例えば騒音問題。
各メーカーの系統用蓄電池にはそれぞれ特徴があるので、そもそも騒音値の低いメーカーの製品を使うことは周囲に近隣住宅があるケースでは非常に有用ですし、かなりのコスパを誇る防音壁も対策に加えることで心理面でも近隣住民への安心感を訴求することが出来ます。
こうした騒音の発生源(系統用蓄電池)からの概算の騒音シミュレーションなどもお手伝い可能ですのでご安心ください。
次に重量物である蓄電コンテナなどの基礎の問題ですが、此方は普通にゲタ基礎を組んでもいいんですが、選択肢としてはH鋼で組むやり方なんかもありますので、その土地の形状(土質)に沿ったやり方、その系統用蓄電池の重さによっての選択となろうかと存じます。
「特車申請が通らなかった」・・・そんな悲痛な声も最近は非常に多く聞かれるようになりました。
”特車申請”とは、そもそも系統用蓄電池自体が結構な重量物である為、現地への搬入ルートを予め国交省に届け出ておく必要があり、その為の申請のことを言います。
解決策としては元々は40tとか50tなどと言う非常に重たいシステムであったものを、より軽いシステムに変えることが真っ先に考えられるでしょう。
「いやいや、そもそも蓄電セルの重さは何処のメーカーでも変わらないんだからそんなこと出来ないだろう?」・・・なんて考えるかも知れませんが、納入される形状が一般的な20ftコンテナなどの場合には一つのコンテナに対する重量が非常に大きくなってしまう為に問題となる訳です。
それならば20ftコンテナなどを使わない分散型の系統用蓄電池に変えれば輸送回数は増えども個々の重量は激減するので特車申請自体も不要になるケースが多いんです。
これだけ系統用蓄電所の人気が高まるとこうした厄介でどうしたらいいのか分からないようなことも増えて参りますが、そこは自称”蓄電池のプロ”(あくまでも自称です!)(笑)がサポート出来ますので何なりとご相談ください。
”系統用蓄電池が地球を救う”・・・
弊社が提唱するこのフレーズには思いがあります。
再エネ電源が増えて電力系統の周波数や電圧の制御が難しくなる中で、石炭火力やLNG火力などが大半を占めるここ日本の動的な慣性力のある電力系統とはなかなかにフィットし辛い側面も顕在しますが、じゃあ世界が推し進める再エネを放棄すればいいのかと言うとそれはまったく違います!
昨今の日本の誇る四季の二季化(極端な酷暑と厳寒だけが残り、春と秋がなくなっていくこと)なんかはみんなが感じ取れる地球温暖化による残念な現象のひとつですが、各地で頻発する豪雨や災害など地球温暖化による住環境の悪化は加速度を増しております。
南極や北極の凍土が溶け出すと露になったウン万年前の土壌から様々な未知のウィルスが拡散しているというニュースも踏まえると、それらがもしかするとコロナなどの未知の病気を生み出したのかも知れません。
僕ら一人一人が出来ることは本当に小さく微力ですが、みんなの思いが合わさればきっと大きな波に変えることが出来ます。
そりゃあ夏の江ノ島が大好きな僕ですが、春のお花見や秋の紅葉だって大好きなんです(笑)
この先の地球に、この先の日本に未来ある子供たちが安心して住めるように頑張ります!
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