再エネ/蓄電池に関する疑問を解決!
Q1. 省エネ・創エネ・蓄エネの違いって?
Ans. 簡単に言えば下記の通りです。
★省エネ=エネルギーのムダを省いて効率的に使う取り組みのこと≒節約行動
★創エネ=(太陽光)発電して電気を作ること≒クリーンな電気を自前で作ることが可能
★蓄エネ=蓄電池を活用して必要な時間に放電出来るようにタイムシフトしたりBCP対策すること
省エネは高価な(弊社では十分安いんですが)(笑)太陽光発電システムや蓄電システムを買わなくても自らが志せば無償で取り組めるものです。
但し節約行動が絶対になると夏場のエアコンを制限したりするなど心身に様々な影響を及ぼすばかりか、却って仕事などの効率を下げてしまう恐れもあり、省エネと一言で言っても高効率の機器に置き換えることで達成するものなら安心ですが、行動変容を伴う場合には注意が必要です。
創エネは日本のご家庭では太陽光発電が殆どを占めます。
創エネ機器がない場合には使用する電気は電力会社から購入して使いますが、太陽光発電があれば先ず最初に太陽光発電で創った電気から使用するので自然と購入する電気の量が減ることで家計の節約≒経済的メリットを実現します。
お財布に優しいので自然とインセンティブとして働き、加えて自然エネルギー100%の電気を使うことにより地球温暖化に抗する取り組みとしても評価されます。
蓄エネは電気を貯めておいて必要な時に使う為のものですから、電力会社から購入している電気料金に時間帯別の料金設定がある場合には蓄電池だけでも効果を発揮しますが、太陽光発電と組み合わせることでその力を存分に開放します。
例えば共働き夫婦などの場合で見てみますと、日中のまさに発電に適した時間帯には仕事場へ行っていてご不在としますと、ご家庭で使用する電気は殆ど存在せず、都合発電した電気を有効に使うことが出来ません。
そこで蓄電池を導入すると、家族が返ってくる夕方以降の時間帯にタイムシフトすることで創った電気を有効に利用することが可能になります。
この夕方の時間には既に太陽光による発電も微々たるものとなっており、電気の需要と供給のバランスが崩れる(≒電気料金が高くなる)時間帯となるので、まさに蓄電池の効果が最大限発揮されます。
また残念ながら昨今頻発している災害への備えともなるので、蓄エネの活用範囲は格段に広がって来ています。
Q2. 蓄電池の音は煩いの?
Ans. 一般的な家庭向けの商品では40dB程度が多いようです。
この40dBって生活圏ではどのような施設かというとよく言われるのは図書館と同じぐらいになります。
かなり静かですね。
弊社では基礎を打ってコンクリートにアンカーボルトで固定する屋外設置の蓄電システムだけじゃなく、屋内の生活空間を選ばす随意に移動して使用可能なポータブル電源も取り扱っておりますが、この場合に注意が必要なのは寝室への蓄電池の設置です。
図書館並みに静かとは言え、流石に寝室に置くのはおススメ出来ません(T_T)
でもそれ以外の場所なら随意に移動して使用可能なポータブル電源でも既に必要十分な出力や容量を兼ね備えているものがある(弊社で言えばAP500:2kW出力/5.12kWh容量など)ので、基礎工事や施工自体もほぼ不要なポータブル電源で万一への備えとするのもいいかも知れません。
Q3. 蓄電池の運転モードの違いって?
Ans. ハイ、まさに蓄電池の活用のキモとも言えるのがこの運転モードです。
数多のメーカーがたくさんの蓄電池を販売していますが、主な運転モードは以下の通りです。
① グリーンモード:発電した分を出来るだけ充電しておいて電気をなるべく自給自足する為の運転モードです。
② 経済モード::発電した分を出来るだけ売電し蓄電池への充電を割安な時間帯に買電して行う運転モードです。
③ 強制充電モード(非常時運転モード):停電の発生など非常時でも電気を利用出来るように設定された運転モードです。
例えば大型の台風が来そうな予報が出ていたら予めこの強制充電モードにしておくことで満充電を保ち、万一の災害の際にも安心して電気を使用出来るように備えておくことが可能です。
卒FITにより売電単価が大幅に下落してしまった場合などは、上記のグリーンモードなどを活用することで安い売電単価よりも高くなって来ている購入電力単価を鑑みることで経済的なメリットも享受可能ですね。
Q4. 最近耳にするオフグリッドってどんなことを言うの?
Ans. 電力会社の送電網に接続されていない状態の事を言います。
例えば山間部にある山小屋などで、電力会社の送電網の届かないような土地にあったり、敢えて系統から電気を買わずに太陽光で発電した電気を使って自給自足するようなケースもあります。
こうしたオフグリッド生活は人気を帯びて来ていますが、使用するすべての電気を賄う完全オフグリッドではなくとも、ある一部分の負荷だけを支える部分的オフグリッドも活用されています。
例えばポータブル電源などはまさにこの一部分の負荷だけを支える部分的オフグリッドとも言えます。
※基本的には分電盤に接続しないという前提です。
災害などの際にもこの一部分の範囲に冷蔵庫が入っていれば、停電してもある程度の間電気を供給し続けられるので食の安心にも繋がりますね。
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