蓄電池容量の考え方
電気の分野では様々な難解な単位が存在しておりまして、例えば電力。
瞬時(その時に使う)の電力とは、負荷(≒家電製品と思ってください)が電気を必要とする際に、その負荷を動かすのに必要な電流と電圧を掛け合わせたたものが電力です。
日本における一般家庭向けの電圧は世界的には非常に珍しいAC100V/200Vで、特にメインとなるAC100Vを採用しているのは日本だけと言っても過言ではないぐらい珍しいです!
この電力を何時間使うのかという容量のことを電力量と言って、
(瞬時の)電流(A:アンペア)×電圧(V:ボルト)×使用する時間(h:アワー)
が計算式になります。
ここで上の計算式をもっと噛み砕いて表現してみます。
電力量=電流(A:アンペア)×電圧(V:ボルト)×使用する時間(h:アワー)
=電力(A×V)×時間(h)
=電力(W)×時間(h)
=Wh(ワットアワー)
そう、やっと辿り着きましたが(笑)、電池の容量を考える時には、この単位(Wh)を使います!
つまり、瞬間的に使う電気の量を何時間使うかによって、蓄電池の容量を決めてあげればいい訳です。
但し、一つ付け加えて考えておかなければならないことがあります。
蓄電池の特徴として、万一の際にも電気を供給してくれるという頼りになる機能がありますから、万一の際にどれだけの電気を使い、その為に普段からどれだけの電力量を残しておくのかを決めておかなければなりません。
要約すると、下記のような感じです。
蓄電池の容量の算定=普段使いの電力量(Wh)+万一の際の電力量(Wh)
蓄電池の導入を考える際には、このように普段使いの電力量と万一の際の電力量を加味して考えればいい訳ですね!
勝手に纏めますと(笑)、蓄電池を考える際には、先ず最初に負荷(家電製品)を考えなければならない訳です。
その上で、じゃあその負荷(家電製品)を何時間使いたいのかで、肝心の蓄電池の容量(大きさ)が決まる訳です!
残念ながら頻発の度合いを増してきており、50年に1度とか100年に1度とかではなく、毎年毎年繰り返されると予想される災害に備える為でもあり、日々の日常の中でライフスタイルに合わせて電気を上手に貯めて使うことの出来る蓄電池はこれからの家電製品の主役とも言えます。
普段使いだけでなく、万一の際の安心の為だけでなく、そのどちらをも上手に賄っていけるパワーを蓄電池は持っていますので、みなさんのライフスタイルに合った蓄電池を考えてみては如何でしょうか?
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