蓄電池は家電製品です。
蓄電池は家電製品です。
蓄電池は高過ぎて減価償却出来ない…って考える方も多いと思いますが、正確に言えば減価償却ではなく原価回収ですね。
でも本当にそうでしょうか?
太陽光発電システムはFITという仕組みもそうですが、発電された電気エネルギーを売ってお金に変えられますが、蓄電池は発電しませんから、ただ貯めておいて必要な時に引き出す、言わば「電気エネルギーの銀行」のようなものです。
例えばお家に必ずあると言っても過言ではない「冷蔵庫」は、食品や飲料をある一定の温度に保って長期保存する為の貯蔵庫の役割を持った家電製品です。
洗濯機は子供たち(まぁ、子供に限りませんが(笑))が汚した服を洗い、乾燥させる役割を持った家電製品です。
翻って考えてみてください。
何かあった際(停電や災害など)に、周囲も暗く電気が途絶え、先述の冷蔵庫に電気が供給されないで食品を腐らせてしまうこともあるでしょう。
こんな大変な時に、蓄電池は冷蔵庫に電気を供給してくれる頼りになる家電製品です。
被害の状況を把握したり、大切な人との気持ちを繋いでくれるスマートフォンを充電出来る頼りになる家電製品なんです。
日々の生活の中でも、例えば共働きのご家族が屋根上に太陽光発電システムを設置されていることも多いでしょう。
昨今の電気代は地域により違いはありますが「@26円」ぐらいでしょうか?
これから地球を守る為に再エネが促進されることによる再エネ賦課金の増加でもっともっと上がっていくことが予想されています。
では売電は如何でしょう?
2020年度は確か「@21円」だったかと思います。
此方は年々間違いなく下がって行き、やがては買い取らなくなることもあるでしょう。
簡単に考えれば、昼間の不在時の発電された電気エネルギーを蓄電池に貯めておいて、帰宅される夕方以降に放電(供給)してあげれば差額「@5円」×供給時間分を得した計算になります。
地球温暖化や人類の尊厳を鑑みれば化石燃料や限りある資源を使う火力発電や原子力発電ではなく、再エネとしての太陽光発電や洋上風力発電などが支えて行かなければならなくなるでしょう。
原子力発電がCO2を排出しない最高の電源である…なんて言われる方も多数いらっしゃいますが、10000年先でもその処理方法が確立されていない可能性があるものを、自分の子や孫、連綿と続く未来の世代の子供たちに責任を被せることは私には出来ません。
あの日の福島の映像が目に焼き付いていて、僕にはその選択肢はまったくありません。
これら再エネは俗に言う「不安定」な側面を持つ為、安定的に供給が可能になる蓄電池が欠かせません。
昼間の太陽のエネルギーを貯めておいて、帰宅されたご家族がその太陽のエネルギーを使う。
差額「@5円」では語り尽くせない、心がほっこりするような良さを感じ取って貰えたら嬉しいです。
日々使いながらも万一にも備える家電製品が「蓄電池」だとすれば、経済的なメリットもプライスレスなメリットも、そして何よりも未来の子供たちを見据えた心意気を共に育んでみませんか?
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